庭園開放の週末
「庭園開放の週末」では、緑地の専門家の解説も聞け、人々の生活における緑の機能と意義に関して、新たな知識を得ることができます。更に開放対象となる公園、庭園の多くが、解説付き見学コースはもちろん、お子様向けプログラム、コンサートなど数々の企画を用意しています。 「庭園開放の週末」は、常に草花が満開となる6月第2週末に実施されます。この週末には、チェコ国内のみならず、ヨーロッパ中の人々が、春から夏への季節の移行を楽しみます。 プログラムには、プラハ城下の庭園も含まれています。フラッチャニの丘陵南側に並び、プラハ城とマラー・ストラナとを結ぶ城下の宮殿庭園は、レデブルク庭園、小パールフィ庭園、大パールフィ庭園、コロヴラト庭園、そして小フィールシュテンベルク庭園の合計5つの庭園から成っています。これらは全て18世紀に造られたもので、その装飾にはチェコ・バロック、そして初期古典主義を代表する芸術家が参与、またテラス、パビリオン、オランジェリー、グロリエッテなど、イタリア・ルネッサンス式庭園を彷彿させる要素に満ち溢れています。 プラハ以外では、クロムニュジーシュで、城下庭園と花の庭園が開放されます。またリボホヴィツェ城とヴルホトヴィ・ヤノヴィツェ城では、最後の女城主、ボルチーナのシドニエ・ナードヘルナーの軌跡を見学することができます。