チェコの動物園 ― 今年のニュース

チェコの動物園 ― 今年のニュース

チェコ国内の動物園では、常にどこかで何かが起こっています。プラハでは、中国大河の神秘的な住民がお目見えしますし、一方ズリーンではエイと戯れるコーナーが登場しました。

チェコ国内には、全部で20の動物園があります。中でも最も人気の高いのが、2014年、TripAdvisor.comで世界人気No.7の動物園に選ばれたプラハ動物園です。一方、プラハ以外でも珍しい動物、新企画を擁する施設は多々存在します。素晴らしい環境、そして飼育技術の高さを誇るズリーン動物園もその一つです。

チュウゴクオオサンショウウオ、チェコ初登場

 この春プラハ動物園に、ユニークなオオサンショウウオ・パビリオンが新規オープン、世界最大の両生類、チュウゴクオオサンショウウオが見られるようになりました。この絶滅の危機に瀕した生物は、大きいもので体長1.5 m、体重30  kgに達するとされています。ここでは段状になった5つの大水槽に収められており、あらゆる角度から見学できるようになっています。更にオオサンショウウオは、1つの水槽から他の水槽へと移動できるようになっており、その交配前に流れに逆らって動く習性が尊重されています。5つの水槽のうち一番小さな水槽の中には、カメラが置かれており、これによりオオサンショウウオをアップで観察することができます。カメラはタッチ・パネルによりその角度を自在に変えることができ、ズームアップ/ズームアウト機能も備えています。このほかオオサンショウウオ・パビリオンでは、中国南部山岳地帯の珍しい亀や蛇類も見ることができます。

プラハ動物園にはお子様連れで

 動物園に連れてきてもすぐに飽きてしまう、というお子様をお持ちの方、プラハ動物園のボロロ自然区を是非お試しください。ここは子供はもちろん、大人も楽しめる広大なゲームとリラクゼーションのスペースです。中でも高さ12 mの木のインディアン村、大人用カフェテリア、動物のショーが見られる小アンフィテアトルムは特にお勧めです。ボロロは、旧象パビリオンに位置し、ここ数年間はキッズ・エリアとして利用されています。その後象パビリオンは改造され、大規模なアマゾン館に生まれ変わる予定です。

ズリーンの「エイの入り江」

 東モラビアの町・ズリーンの動物園では、9月20日、「エイの入り江」がオープン。この大規模なパビリオンは、何十種ものウシバナトビエイの棲み家となります。水槽の面積は70 m2 、平均水深は1 mあり、水の量は8万リットルにも及びます。またパビリオンは、見学者がエイに直接、安全に触れることのできるシステムになっています。

日本庭園「無心」

 ズリーン動物園内には、この春チェコ最大規模の日本庭園がオープンしました。1000 m2 近くあるこの庭園は、典型的な枯山水で、日本から取り寄せた3本の五葉松がそのアクセントとなっています。日本庭園では、緑と同様に石も重要な役割を果たしていますが、ここにも様々な大きさと形の石があり、大型の春日型灯籠もいくつか見られます。またルコフスキーと名付けられた水の流れに架けられた新しい弓形の木橋や、三味線の音も、庭園全体の構想に完全にマッチしています。モラビアのズリーン動物園内日本庭園「無心」で、貴方も日常を忘れて心を癒し、活力を充電してみませんか?