プラハの春をオルタナティブ世界で楽しむ

プラハの春をオルタナティブ世界で楽しむ

自宅待機期間もカルチャー体験を! 

プラハの春国際音楽祭は、2020年に75年目を迎えます。毎年プラハの中心部で、主としてクラシック音楽のジャンルに属する、何十ものコンサートをお届けしているこの音楽祭は、その長い歴史を通じて、チェコ国内はもちろん、欧州全体でも最高峰に位置する音楽祭としての地位を築き上げてきました。但し、今年は世界的なパンデミック状況への対応が求められており、このようなタイプのイベント開催は禁止されています。そこでプラハの春は、新型コロナウイルスが蔓延するこの困難な時期にも、音楽が希望を与えることができるように、オルタナティブ世界で芸術をお届けすることを決意しました。プラハの春2020を貴方もどうぞお楽しみください。

クラシック音楽を家にいながらオンラインで 

プラハの春音楽祭は、常に何十ものコンサートを提供していますが、いずれもプラハ、あるいはブルノを代表する、最高レベルのコンサート・ホールで演奏されます。通常チケットは何ヵ月も前に売り切れてしまいます。但し、今年はプラハの春も趣向の異なる対応を迫られたため、現在プラハの春のベストに数えられる11のコンサートのライブ・オンライン配信を準備中です。これらのコンサートは、プラハの春ウェブサイトwww.festival.cz上で無料でご鑑賞いただけます。さらに長年に渡ってプラハの春の後援を行っており、20世紀後半に開催されたプラハの春のほぼ全てをアーカイブに保存しているチェコ・テレビ、チェコ・ラジオが提供する、プラハの春の歴史を示すオーディオ・ビデオ・ドキュメンタリーも同様にご視聴いただけます。

プラハの春の新しいプログラム

スメタナの交響曲「我が祖国」あるいはベートヴェンの「歓喜の歌」など、フェスティバル恒例の曲のうちいくつかは、今年は個々のステージにおける演奏者数の制限により聴くことはできませんが、その代わり非常に充実したオルタナティブ・プログラムが用意されています。例えばバス・バリトン歌手、アダム・プラヘトカのリサイタルからフランツ・シューベルトの「冬の旅」もオンラインでお楽しみいただけますが、これは当初開催が予定されていたルドルフィヌムのドヴォジャーク・ホールからライブで送信されます。但し観客なしなので、歌手も演奏者も満員の観客席を想像しながら演奏することになりますが…。

プラハの春は、この他にも様々なストリーミング・コンサートを準備していますが、ここでは若いチェコ人芸術家、およびチェコ人の室内管弦音楽家が重要な役割を果たしています。フェスティバルの主催者は、ブルノ・コンテンポラリー・オーケストラによる、プラハの春のためにヤナ・リアント・ドジーザルが特別に作曲したオリジナル作品の世界初演を実現させようと鋭意準備中です。またバロック・オーケストラとコーラス・アンサンブル「コレギウム1704」、「コレギウム・ヴォカーレ1704」もまた、この機会に特別に組まれたプログラムを披露いたします。

では、外国の音楽家はどうかと言いますと、今回は残念ながら越境移動制限のため入国がかないません。但し、テクノロジーのおかげで、国外からのフェスティバル参加も可能となっています。現在のところまだコンファームされていませんが、外国からのストリーミングの形によるコンサート参加も実現するかもしれません。

「ワンクリック」フェスティバル開始はいつ? 

オルタナティブ・フェスティバルも開催期間は例年と同じ、コンサートへのアクセスは2020年5月15日から6月4日まで可能となっています。コンサート開始時間は、中央ヨーロッパ夏時間の20:00です。貴方も是非アクセスしてみてください。この困難な時期に、プラハの春は、世界中の皆様に、例え一時でも芸術に触れていただくべく、クオリティの高い音楽体験の旅をオファーいたします。ご視聴の際には、ご自宅でもイブニング・ドレス、スーツに着替えて、是非雰囲気を盛り上げてみてください。