プラハ 夏の体験

プラハ 夏の体験

夏は旅に理想的な季節。この季節をプラハで過ごす方は、市内の名所旧跡ご見学の合間に、水辺でリフレッシュしたり、あるいは典型的な夏のイベントをエンジョイしたりすることもできます。

天気予報によると、今年の夏は特に暑いとか。幸いプラハは、夏の日差しを避ける場所に事欠きません。ウォータースポーツ、散策、川のロマンチック・クルーズ、あるいはフェスティバルがお好きという方には、夏のプラハはバカンスに最高のデスティネーションです。欧州のハート、百塔の町・プラハで過ごす夏。これ以上の夏の過ごし方があるでしょうか。

プラハの水辺 

大都市・プラハにも、暑い夏の日を快適に過ごせる水辺がいくつかあります。その一つ、プラハ南西部の郊外にあるラドチーン・ビオトープ水浴場は、人工プールですが、ナチュラル・プールの様相を呈しており、水質管理は、化学物質を使わない、植物とラグーンのフィルターというエコシステムによりなされています。そのためこのプールは、小さなお子様連れのご家族のみならず、アレルギー体質の方にも安心してご使用いただけます。同様にプラハ市民の人気を集めているのが、プラハ6区の端、ジヴォカー・シャールカ自然公園の隣に位置する水浴場「ジュバーン」です。ここではボートもレンタルできますし、ビーチ・バレーボール、サッカー、フリスビーなどを楽しむこともできます。一方町の中心部に近いポドリーのプールは、典型的な人工プール。プラハでは昔からよく知られたプールです。そのため、ここには2つの屋外プールがあるにも関わらず、常に人で賑わっています。ポドリー・プールの近く、ヴルタヴァ河岸には、これも有名なジュルテー・ラーズニェと呼ばれる、お子様からお年寄りまで楽しめるリラックス・ゾーンがあります。ここには水浴場のほか、ビーチバレー、フットバレー・コート、8面のペタンク用コート、卓球台、ボート、足漕ぎボート、ドラゴンボート、そして巨大なチェス盤などがあり、ボートや足漕ぎボートをレンタルして、ここからヴルタヴァ川のボート乗りを楽しむこともできます。自分でボートを漕ぐ勇気はないという方には、季節限定でヴルタヴァ川の両岸を結んでいるプラハの渡し舟がお勧め。渡し舟にはプラハ公共交通機関の共通チケットで乗ることができ、プラハの中心部、そして郊外のヴルタヴァ川航行が楽しめます。ここで例えばドヴォジャーク河岸通りに行き着いたなら、是非ビール醸造船(Loď Pivovar)をお訪ねください。その名のとおり、この船にはビールが盛りだくさん用意されています。ここでは特製ビールのほか、世界で知られるオーソドックスなチェコ・ビール、そして素晴らしいチェコ伝統料理がお楽しみいただけます。

プラハの散策 

夏の日差しの強い日は、プラハの名所旧跡巡りに最適とは言えません。そんなときお勧めなのがプラハの中州散策。お子様連れの方は是非子供の島(Dětský ostrov)にいらしてください。その名のとおり、ここには子供用の遊び場がそろっています。また国立劇場の近くに位置するスラヴ島では、有名な展示会場「マーネス」や給水塔をご覧いただけますし、射撃島カムパ島は、ロマンチックな散策に理想的な場所です。休息とリラクゼーションのオアシス と言えば、ホレショヴィツェ見本市会場の隣に位置する旧王家の鳥獣保護区、一般にストロモフカと呼ばれる自然公園です。これはプラハ市内最大の公園で、園内には縦横に走る散策用小道のほか、5つの池、そして解説付きハイキング道があります。またヴィノフラディ地区のリーグル公園には、ピクニックに最適ないくつもの芝生面と子供用の遊び場がみられます。
 

プラハ - ネバーエンディングストーリー 

プラハの夏は、楽しみ満載。夏特にエネルギッシュな場所の一つに、カルリーン兵舎があります。カルリーン地区に位置するこの旧兵舎は、将来的には改築される予定で、現在その準備中ですが、改築開始までの期間、オルタナティブ・カルチャーの場として使用されています。建物に囲まれた中庭は音楽会、展覧会、そして映画上映の場となっており、また敷地内には、子供たちのためには巨大な砂場が、そして大人用にはバーやカフェが用意されています。夏の間はほぼ毎晩、プログラムが組まれていますので、インディーズ・カルチャーがお好きという方は是非一度訪ねてみてください。

近年プラハ人気スポットの仲間入りをした場所としては、ルツェルナの屋上も挙げられます。これは、ヴァーツラフ広場のほぼ中央に位置するルツェルナ宮殿のことで、その屋上が今ホットなのです。今年はコロナ禍の影響で、計画されていたプロジェクトがほぼ全て頓挫した形となってしまいましたが、ここにも少しずつ活気が戻りつつあります。この夏のプロジェクトもはっきりと決定されたわけではありませんが、コンサート、日没時のヨガ、あるいは近所の仲間とのバーベキュー・パーティーなど、ここではいつも何らかのイベントをお楽しみいただけます。「天と地の間の空間」というスローガンがぴったりのルツェルナの屋上。このユニークな空間は、毎週土曜日、日曜日、月曜日の14時~22時オープンしています。

ちょっと変わったプラハの夕べを過ごせる場所、その3としては、プラハのナープラフカと呼ばれる遊歩道をご紹介いたしましょう。これは実際には、ヴルタヴァ川沿いにマーネスからヴィシェフラッド下まで続くラシーン河岸通りを指します。ここでは夏には、毎週土曜日に定期的に開催されるファーマーズ・マーケットから、スポーツ、カルチャー、グルメ・イベントに至るまで、様々なイベントが行われます。またナープラフカの壁に沿って並ぶユニークなアーチ形アーケードも、改築を経てスタイリッシュに新装オープン!ショップや、カフェ、ライブラリー、あるいはバーとして利用されています。貴方も是非一度お訪ねください。

夜空腹に襲われ、コンサートなどに出かける気にはなれないというときは、ビア・ガーデンでくつろいでみてはいかがでしょうか。街中あるいは郊外に限らず、市内のレストランには必ずと言ってよいほど外でビールを飲める空間が用意されていますが、プラハっ子と同様に夕べを楽しみたいという方には、特にヴィノフラディ地区リーゲル公園あるいは、国立技術博物館周辺、レトナー地区がお勧めです。どちらも大きな公園があり、そこで美しいプラハの夜景と格別に美味しいビールを存分に楽しむことができます。

どちらかというと、芸術を鑑賞してみたいという方もおられることでしょう。コロナ対策としての衛生措置も解除されましたので、それも全く問題なしです。国立美術館は、2020年11月20日までの期間、「ノー・デモリション プラハ・ブルータリズムの形態」と題した非常にユニークな展覧会を開催しています。会場は見本市宮殿で、ここでは1960~80年代のプラハ市内建造物の設計図、写真、あるいは模型などを見ることができます。一方カムパ博物館では、10月25日まで「アルフォンス・ムハとパスタ・オネル:エルーシブ・フュージョン」と題した、こちらも非常に興味深い展覧会をご覧いただけます。ここでは、アール・ヌーヴォーの旗手の一人、アルフォンス・ムハ(ミュシャ)と、チェコのストリートアート・シーンを代表する芸術家で、最近10年間絵画に没頭してるパスタ・オネルの共通点を紹介しています。また現代芸術ギャラリー・DOXでは、10月12日まで「ウルトラスーパーナチュラル」展が開催されていますが、これはパプア最後の原住民族ヤリ・メックに半生を捧げた2人の芸術家、バルボラ・シュラペトヴァーとルカーシュ・リットシュテインが、20年間に渡って創造してきた数々の作品を集大成したものです。2人は原住民と生活を共にした経験を、絵画、ビデオ、オブジェ、写真、あるいは記念碑的な彫刻作品として表現してきました。更にプラハ市立美術館は、「石の鐘の家」にて2020年10月18日まで、チェコが生んだ世界的な報道写真家、アントニーン・クラトフヴィールの展覧会を開催しています。そして最後にご紹介する展覧会は、チェコ共和国の国家の象徴をテーマとした「シンボル展」。1918年から現在に至るまでのチェコの国章、象徴を取り上げ、その起源、変遷を紹介するこの展覧会は、8月末までの期間、最近改築を経て新規オープンしたばかりの国立博物館旧館で開催されています。