グルメ向けホテル14選

グルメ向けホテル14選

宿泊体験とともにグルメ体験もできるホテルをご紹介

グルメ向けホテル14選
チェコには、一度は訪れるべき素晴らしい場所が限りなくありますが、素晴らしい食事のできるスポットにも事欠きません。ここではルカーシュ・ヘイリーク氏とともに、具体的に訪れるべき場所をご紹介していきましょう。ルカーシュ・ヘイリークは俳優で、その興行のため18年に渡って全国を行き来しています。様々な町・村を訪れる中、小さなビストロから洒落たレストラン、あるいはカフェ、バー、パブ、ケーキ屋、そしてビール工場も対象に、そのグルメ記録をとり続けています。

リトミシュルのホテル・アプラウス - 贅沢、歴史と現代の融合 

東ボヘミアの町・リトミシュルホテル・アプラウスは、旧市街に並ぶ3軒の文化財指定建造物を改装して、数年前にオープンしたもので、長い歴史と現代との融合と対話がこのホテルのモットーとなっています。ルカーシュ・ヘイリークのコメント:「ここには美しい城、庭園、広場、博物館があり、その一方で町の至るところに現代建築や美しいベンチなどがみられます。そしてここにレストラン「ボヘーム」(Restaurace Bohém)の存在も加わりました。」

グランドホテル・プップ - 快適さを自分へのご褒美に 

西ボヘミアの温泉町カルロヴィ・ヴァリの中心部に立つ高級ホテルといえばグランドホテル・プップ。そのユニークな建築デザインにより、部屋の1つ1つがオリジナル形態を成しています。同時に現代トレンドも取り入れ、時流に取り残されることがないよう細心の努力がなされています。「誰もが一度はこのホテルを訪れてみるべき。カルロヴィ・ヴァリの温泉ゾーン中心地に1701年から立ち続けている、輝かしい伝統のホテルなのですから。過去に様々な芸術家、学者、政治家、セレブを引き付けてきましたが、現在はグルメをも魅了しています。グランドレストランのメニューには、かつてウィーンの宮廷をも感嘆させた、伝統のチェコ料理スタイルへの回帰がみられます。チェコ料理が楽しめる場所として、プップは「チェコ・スペシャル」の称号も受けています。」

スパ・ホテル「ランテルナ」 - 山間のユニークなリラクゼーション空間 

ベスキディ山地の村、ヴェルケー・カルロヴィツェスパ・ホテル「ランテルナ」は、チェコ国内でもウェルネス&ロマンチック滞在に最も理想的なホテルの1つに数えられています。ここでは、ベスキディでも指折りのモダンなホテルの快適な環境の中、リラクゼーションと贅沢を思う存分お楽しみいただけます。「ホテル内のレストラン「ヴィフリートカ(展望の意)は宿泊客専用になっていて、デギュスタシオン・コースも予約することができます。シェフのヨゼフ・ティドラチカ氏は、特にチーズとマスについて、地元の生産者からの仕入れにこだわっています。もちろん地元の伝統スープ、ワラキア風ザワークラウト・スープも人気がありますし、ジャガイモの代わりにカボチャを使ったブリンザチーズ・ハルシュキもお勧めです。」

ナーホトのホテル・ボナト  - 味覚を癒すスパ 

東ボヘミアの町・ナーホトは、美しいと広場が自慢ですが、ここには美しいホテルもあります。ナーホトの温泉地区に位置するホテル・ボナト(Hotel Bonato)はもうすぐ創業15年を迎えますが、そのシェフは創業当時から変わらず、素晴らしい料理を提供し続けています。「ホテルのオーナーはイタリアに傾倒しており、それがメニューにも現れています。但し伝統的なチェコ料理もオファーされているので、ここでは牛ほほ肉やタコ、スペアリブやホームメイド・パスタ、チェコ伝統のパンやフォカッチャが一緒にメニューに並んでいます。」

チェスケー・ブジェヨヴィツェのキッチン&コーヒー「クリカ」  

家族経営のホテル・クリカ(Hotel Klika)は、南ボヘミアの町、チェスケー・ブジェヨヴィツェの中心部でありながら、川に近い閑静な場所、ドミニコ修道院のすぐそばという最高の環境の中にあります。「メニューは季節を反映し、また生産者の名を示すものとなっています。例えばフラーッシュチョヴィツェ村のディヴィシュ氏のチーズ、ロウジュナー農場あるいはヴィーツェミル村のコジェーネク農場の鶏肉といった具合に・・。特にクローンフライシュは味覚的にもビジュアル的にも完璧で、これにニンニクの芽の炒め物が添えられています。付け合わせは、クリーム・ソース、黄金色に炒めたオニオン付きのマッシュポテト。このほか南ボヘミア伝統のスープ、クライダも是非試してみてください。」

カフェ&スイート「ネベスパーン」 ― シュマヴァの美しいペンション&カフェ    

南ボヘミア地方シュマヴァカシュペルク山地に位置する「ネベスパーン」(Hotel Nebespán)は、独特な雰囲気を持つ家族経営の小ホテルで、ここはフランス人シェフが提供する抜群のコーヒーと素晴らしい食事、そして快適な宿泊はもちろんのこと、サービスの良さとプロフェッショナルな対応でも高い評価を受けています。「オーナーは、旧教会付属女学校の建物を美しいホテルに変貌させることに成功しています。レストランは、遠方からも美味しい料理を求めて客がやって来るようになった最初の店の1つで、シェフは代々フランス人が務めており、パティシエも高レベル。クオリティが常に保証されています。」

ホテル「オストロフ・ウ・チセー」 - ユニークな環境でリラクゼーション 

ここは、ロマンチックな週末、あるいは休養を目的とした静かな休暇を過ごしたいという方に理想的な場所。ホテル・オストロフ(Hotel Ostrov)は、北ボヘミアボヘミアン・スイス壮大な自然を望む素晴らしい景色が自慢の、プール、レストラン、ウェルネス・センター付き4ッ星ホテルです。「このホテルは、岩山に囲まれた美しい渓谷に位置しており、神が慈愛を込めて創造したであろう土地を、文字通り支配するように立っています。ここでは誰もが日頃の喧騒を忘れ、スイッチ・オフすることができます。レストランのサプライズはペーストで、特にフォアグラのペーストは絶品。また地元の肉屋から仕入れているという燻製パストラミ、あるいはヒツジのチーズ、特大サイズのシュニッツェルも完璧です。」

イェセニークのヴィラ・レゲンハルト  - 栄光の復活 

チェコ国内のヴィラの中でも最も美しいものの1つに数えられているレゲンハルト(Villa Regenhart)は、モラヴィア北部の温泉町・イェセニークの郊外に位置しており、歴史的な雰囲気とモダンなリラクゼーション空間とが見事にマッチした場所となっています。旧繊維工場の建物は大規模な改築を経て、現在ウェルネス・センター付きの高級ホテルとして機能しています。「このヴィラは繊維企業家のレゲンハルトが家族のために建てさせたもので、すでに1898年からイェセニークに存在し続けています。当時イェセニークは、亜麻の繊維部門でこのあたりでは最大の製造拠点となっていました。改築後2016年からホテルとして機能していますが、歴史とグルメ、そしてウェルネスとの融合に成功していいます。」

アール・デコ・インペリアル・ホテル・プラハ 

プラハでは、プラハ・アール・デコの金字塔、インペリアル・ホテル(Art Deco Imperial Hotel Praha)に是非一度お泊りになってください。プラハ中心部に立つこのホテル、そしてカフェ・インペリアルの建物は、アール・デコ様式を基調にキュービズムの要素が加えられ、さらに後期アール・ヌーヴォーのモザイクで飾られおり、ここでは20世紀初頭の雰囲気に心ゆくまで浸ることができます。「『誰もが一度は国立劇場を訪れるべき』とはよく言われることですが、それであれば『誰もがインペリアルのクライダを賞味すべき』との俚諺も採用されるべき。現在チェコには、子牛ほほ肉の赤ワイン煮込みが定番となっているレストランが数多くありますが、このトレンドはここから生まれたものなのです。そして子羊の膝肉も!」

フランシュタート・ポド・ラドホシュチェムのホテル・バルトシュ  - 家族の努力の結晶   

ベスキディ山地の町、フランシュタート・ポド・ラドホシュチェムに立つホテル・バルトシュ(Hotel Bartoš)は、家族経営事業の典型といえます。まずレオ・バルトシュとイジナがホテルを購入、そのオーナーとなっており、現在娘婿カミルがホテル支配人を務め、娘のイジナは経理を担当、もう1人の娘レンカがレストランの方向性を定め、その息子がレストランのマネージメントを担当しているといった具合です。「この場所はユニークな歴史を持ちますが、現在ここを訪れる好機が訪れたと言えます。労働者の宿泊所から生まれ変わったこのホテルのレストラン『アルデシア』では、いくつかお試しいただきたい料理がありますが、中でも鴨肉切り身グリルのポテト・パンケーキ、ザワークラウト添え、あるいはバニラ・クリーム入りケーキが特にお勧めです。」

フストペチェのレストラン・アマンド - アーモンドの木陰で 

南モラヴィアの町・フストペチェにあるレストラン「アマンド」(Restaurant Amande)は、私達の五感に理想的な体験を提供する、ユニークなコンセプトを擁しています。「フストペチェはアーモンド園があることで知られていますが、レストラン『アマンド』(フランス語でアーモンドの意)も注目に値します。ここでは食べ物のみならず、ワインも厳選されていますが、ワイン生産地として有名な南モラヴィアという立地からして当然のことではありますね。ここではシェフのヤン・カロウセクが、周囲の生産者から得られるものを直接皿に出して提供しています。例えば魚はポホジェリツェ産、七面鳥はジドロホヴィツェ産、チーズはミクロフのクリメシュ社から仕入れといった具合ですね。メニューにはグリル・トマト&パプリカ入りスープ、アーモンド・スタッフィング入りチキン腿肉、子牛のシュニッツェルとウィーン風ポテト・サラダなどがあり、どれを選んでも後悔することは決してありません。またここではアーモンド・フェスティバルをはじめとするテーマ・イベントも開催されています。」

ホテル「ホルニー・ドゥヴール」 - ペルンシュテイン家の旧農場で、クオリティの高い宿泊体験を 

ヴィソチナのホテル「ホルニー・ドゥヴール」(Hotel Horní Dvůr)の建物は、もともと何百年もの間農場として使用されていたもので、その歴史は16世紀までさかのぼります。ここではオリジナルの装飾要素を残しつつ、最新の注意を払って改築された空間で、快適で贅沢な宿泊体験をお楽しみいただけます。ハイキングやエクスカーションの後は、誰でもお腹が空くものですが、もちろんルカーシュも例外ではありません。「ハイキングに行くとお腹が鳴ってきます。でもこれは良いことです。空腹は最高のスパイスといいますからね。しかもここ、ホルニー・ドゥヴールではすぐ近くでヒツジが放牧されているので、シェフ、リボル・ブジュヴァルが調理した素晴らしい子羊料理が食べられるのです。付け合わせは例えばムラサキシメジのスタッフィング、マッシュポテトなどで、そしてデザートにはバニラ・クリーム入りケーキがお勧めです。」

ドゥヴール・ホフマイステル・チーチョヴィツェ  - グルメ・休息・乗馬体験 

「ドゥヴール・ホフマイステル」(Dvůr Hoffmeister)は、中央ボヘミアプラハから少し行ったところにあります。「20年ほど前、ホフマイステル家がこの廃屋と化した農場を改築し、現在の乗馬場に変貌させました。その10年後にはレストラン、ホテルが加わりましたが、特にレストランは国内最高レベルのものに数えられています。シェフのスキルはまさに芸術と言っても良いほどで、鴨胸肉のマリネにしても、ミニ・レバー・ダンプリング入り鴨のスープにしても、あるいはローズヒップ・ソース、パルフィ・ダンプリング(ベーコン入りダンプリング)付イノシシのモモ肉グリルにしても、口にしたとたんに『生きていて良かった』と感じること、請け合いです。」

イートラフスキー・ドゥヴォレツ - 最高の家庭料理 

子羊の有機畜産、アバディーン・アンガス牛飼育、ヤギのチーズ、ソーセージ生産、広大な狩猟場から得た狩猟肉保存などなど・・・これら全てがなされている場所、それが北ボヘミアルジツェ山地にあるイートラフスキー・ドゥヴォレツ(Jítravský dvorec)なのです。「農村の宿屋の4ッ星ホテルへの改築に始まった大プロジェクトは、近所のペンション付きビール醸造所へと拡大していき、廃屋と化した農家も近い将来、馬場馬術、障害飛越競技用の乗馬場に改築される予定となっています。いずれにしても、レストラン「ウ・ポトコヴィ」では、是非鶏肉のコンソメスープ、ウサギ背肉のロースト、ホームメード・ステーキ、鹿のブランケット(ホワイトソース煮込み)、あるいは子羊背肉のローストを試してみてください。」とルカーシュ・ヘイリークは、そのチェコ全国のお勧めホテル・レストランのコメントを結んでいます。