新しい装いのランドマーク

新しい装いのランドマーク

今年、チェコ共和国で新しいものに触れてください!

新しい装いのランドマーク
チェコ共和国を訪ねたことがあれば、いくつかの都市や城、歴史的な館を見ていることでしょう。次は何をしますか?もし観光客に知られていない場所、長年閉鎖されていて最近になって修復が完成したような場所が好きあれば、お勧めの場所があります。

プラハの新しいもの

最大のニュースは、プラハヴァーツラフ広場にある歴史的建造物である、国立博物館で開催中の新しい展覧会です。20世紀の歴史」「先史時代への窓」「進化の軌跡」の展覧会へどうぞ。隣接する 国立歌劇場 は新たな輝きを放ち、スペイン・シナゴーグ にはインタラクティブな要素のある新しい常設展ができ、ビジター施設も現代的になりました。ヴァルタヴァ堤防の散策はさらに楽しくなりました。堤防の壁の丸い空間のが復元されたためです。復元が続いていましたが、今はカフェ、バー、ギャラリー、地域のコミュニティースペースとして利用されています。ラシン堤防の7つの丸い穴には世界最大の円形回転窓が取り付けられています。厚さ7センチメートル、直径は5.5メートルのプレキシグラス製の窓で、センサーにより作動し、車イスで利用できます。

すべてが新しい2番目に貴重な宝物!

西ボヘミアベチョフ・ナト・テプロウにある城や館が知られている最大の要因は、 聖マウルスの聖遺物箱があるためです。これは金細工の工芸品として、戴冠宝器に次ぐチェコで2番目に貴重な宝物であり、ロマネスク様式の宝物としては国内で最も貴重なものだからで。聖遺物箱は、チェコで最も中世的なランドマークである、上方の城にあり、設置場所が修復されました。そこにあるもう一つの宝物は、 ユニークな19世紀のアルコール飲料コレクションです。専門家によると、その価値はタイタニック号から引き揚げられたシャンパンと同じ価値があります。見るに値するコレクションです。

新しい輝きを放つカルルシュテイン城

中央ボヘミア州カルルシュテイン城の修復が終わり、今年ついに見ることができるようになりました。城の地下は最も価値の高い場所の一つであり、現在はその場所に、子ども向けの教育プログラムやセミナー、小さな文化行事を行うホールが設置されました。城伯の館に設けられた、小さな飲食スタンドと2つの展示は新しく、一つ目のテーマは 「城の構造の発展」、もう一つは「伝統的なワイン醸造」です。カレル4世の時代から、カルルシュテイン城にはブドウ畑があり、ワインはこの城の誕生以来の一部でもあります。修復工事は今年も続き、今後も新しいものが追加されていきます。

廃墟を現代的な構造物に

モラヴィアの中世の城、ヘルフシュテイン城は大きな変貌を遂げました。14世紀に遡る歴史を持つルネサンス期の城には現在、ガラスの屋根、観覧可能なギャラリー、展望台が備えられました。この歴史的なランドマークに現代的な要素を加えた建築は、非常に繊細な修復業務で、名誉ある 2021建築賞を受賞しました。今年の国際的コンペティションでも受賞するか楽しみです。

ヴィムペルク城を公開

南西ボヘミアヴィムペルク城も変貌を遂げました。この荒廃していたランドマークは最近、オーナーが代わり、直後に修復作業が始まりました。城は2021年夏に公開が始まりました。修復中の箇所もありますが、ヴィムペルク地域博物館でルネサンス期の展示を見ることもできます。ヴィムペルクの街はまた、シュマヴァ山地と、自然の美しさを探索できる国立公園への出発点として最適です。

ユネスコ世界遺産が元の姿に再現

ヴィソチナ州ジュジュール・ナド・サーザヴォウのゼレーナ・ホラにあるヤン・ネポムツキー巡礼教会は修復により、建築家ヤン・サンティーニ=アイヘルが1719〜1722年に建築した当時の有名なバロック・ゴシック様式の建物として復元されました。床から祭壇の布に至まで、教会のすべてが変貌を遂げました。残りの部分も今年中に修復されます。秋に完成予定で、建築当時の姿で設立300周年を迎えます。

その他ランドマークの2022年の目玉

東ボヘミアオポチュノ城の2階部分が初めて公開され、新しいツアーが始まります。城のオリジナルツアーも再開されます。これはコロレド・マンスフェルド家の個々の運命を巡りものです。

ヴィソチナ州ナームニェシュチ・ナト・オスラヴォウ城では、延長された現在のツアーに加え、タペストリーの展示も見ることができます。

中央ボヘミア州にあるコノピシュチェ城珍しいルネサンス期の切妻も、見る価値があります。これは、第二次世界大戦中にナチスによって盗まれ、その後返還されたものです。コノピシュチェ城の新基軸には、「貴族の娯楽とフェスティバル」と題したイブニングツアーも含まれます。このツアーは、普段は公開されていない空間を含め、貴族たちが城の最も興味深い場所でどのようなレジャーを行なっていたのかを見せます。

東ボヘミアククス病院は、30年前の夜間に盗まれたヤン・ミカエル・シュポルクの肖像画を取り戻しました。 



2年以上の修復作業の後、パルドヴィツェ城騎士の間が公開されています。ここには、チェコ芸術史上最古のヌード絵画であるユニークな「フォルチュナ・ヴォルビリス(気まぐれな運命)」があります。



モラヴィアヴァルチツェ城では、庭の復元やバリアフリー化など、庭園の再生がほぼ完了しました。この結果、観光シーズンが10月中旬まで延長されました。

西ボヘミアクラドゥルビのベネディクト会修道院修復は、2022年末に完了します。修道院内部の全体的な修復と、修道院「エデンの園」の建設、観覧可能になった内部のツアーの拡大に重点を置いています。この修復作業は年央に終わり、ツアー経路に家具が設置されます。

モラヴィアシュテルンベルク城で新たに観覧可能となる、ユニークな建物、氷の家も楽しみにしてください。かつて、夏に食べ物や飲み物を冷やすために氷を貯蔵していた場所で、技術的に重要でありながら、価値が忘れられていたランドマークです。