演劇と音楽

演劇と音楽

ムーサにいざなわれて行くべきところ 

チェコは文化の国、多くの有名な作曲家を生み出した国としても知られています。ここには壮麗なコンサート・ホールや劇場がいくつもあり、また毎年あらゆるジャンルの音楽祭、演劇フェスティバルが開催されています。貴方のDNAに文化要素が組み込まれているのであれば、チェコの旅は必ずや充実したものになることでしょう。
まずはプラハの国立劇場、オストラヴァのモラヴィア=シレジア国立劇場、ブルノ国立劇場など、オペラやバレエを上演する伝統的な劇場を訪ねてみてください。オペラ、バレエの劇場は、国内6都市(プラハブルノオストラヴァオパヴァリベレツプルゼニュ)に用意されています。またユニークなプラハのブラック・シアター、そして同じくプラハにあるコンテンポラリーダンス専門の劇場「ポネツ」なども一見の価値があります。さらに特記すべきは歴史的なバロック劇場(バロック時代に作られた舞台)の存在です。チェコ国内にはこうした劇場がまだ数多く残されており、今日もその美を存分に堪能することができるのです。
 
 
コンサート、演劇の中には、屋外で公演されるものも多々あります。その代表例がチェスキー・クルムロフ城の庭園にある、舞台の代わりに観客席が動く回転式劇場です。そのほか小さなアートシアターでのパフォーマンスもお楽しみいただけます。またフェスティバルとしては、オストラヴァのユニークな産業遺産地区・下ヴィートコヴィツェで開催されるマルチジャンル音楽祭「カラーズ・オブ・オストラヴァ」や、ユナイテッド・アイランズ・オブ・プラーグ、プラハのヌーヴォー・シルクの祭典「レトニー・レトナー(夏のレトナーの意)」、クシヴォクラート城のノワール・フィルム・フェスティバル、夏のカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭、あるいは春のクラシック音楽祭「プラハの春」などが挙げられます。