リボホヴィツェ城

リボホヴィツェ城

美しい景色とロマンチックな丘に囲まれた重要なバロック建築

城は、北ボヘミアにあるボヘミア中央山地の、リトムニェジツェに近い場所にあります。17世紀末に完成したもので、ボヘミアで特に重要な初期バロック様式の建築物の1つに数えられています。城内で大変貴重なものは、城の壁に飾られたフランダース製のタペストリーと中国・日本製の陶器です。また、城の個人所有者の1人で、熱狂的旅行家・冒険家であったヨセフ・ハーバースタインが、様々な旅先から持ち帰った動物学的・民族学的コレクションもここで触れておきたい内容を持っています。  
4月から10月までの観光シーズン中、観光客に解放されている城の内部は、後期ルネサンスからバロック最盛期を経て19世紀まで、それぞれの時代の特徴とスタイルを見せています。特に興味深いのは、イタリア人芸術家の手により美しい装飾が施されたサラ・テレナ、そして音響が素晴らしいことから、トップミュージシャンたちが好んで公演を行いたがるというサートゥルヌスの間でしょう。

城での生活を伺える室内見学以外に、手を加えられていない当時のままの倉庫を見学することもできます。この場所にはその昔、城の運営を滞りなく行うために必要な設備が置かれていました。広い厨房とその設備-食料貯蔵場、冷蔵室などです。地下倉庫には、城主のビール醸造所やワイン貯蔵庫他の設備もありました。