ルナージェ城

ルナージェ城は17世紀後半に西ボヘミアにイタリアの建築家たちによって建てられたものです。ガイドの案内で訪れることのできる来賓用の部屋は、古代の神話をモチーフとした壁と天井のフレスコによって豊かに飾られています。最も大きい部屋は240㎡の広さと2階建て分の高さを誇る大ホールで、これは中欧最大の バロック様式のホールの1つです。ここでコンサート、ファッションショーやダンスパーティーが行われます。ホールの 天井は多くの神々が参列するへーラーとディアナの結婚を表現した、巨大なフレスコ画があります。城の中庭にはネプチューンのバロック様式の噴水があります。

城の基本見学コースでは内装の説明を受けることができます。より長い見学コースは、これに城公園の見学を含みます。公園には城の展望塔もあり、池のある美しい景色を堪能することができます。4ヘクタールの広さの公園は、11のバロック彫刻で飾られている広大な英国式庭園です。第2次世界大戦の終盤に、城公園内にはアメリカとソ連の軍隊が欧州の解放を行う場所を明確にするための境界線が通っていました。城はアメリカ側が開放すべき側にあったため、パットン総督の第3部隊の宿泊所として使われました。