トシェボニュ城

トシェボニュ城

教養があり芸術を愛し、愛嬌があり女性にとって魅力的な藩主、ペトル・ヴォクは子供を持つことはなく、1611年の彼の死によって400年もの名門ロジュンベルク家の歴史は幕を閉じたのです。

彼らは南ボヘミアに多数の養魚池とそれによる利益、そしてこの田舎町に珍しい魅力を残しました。

訪れるべき理由

ヴィレム・ロジュンベルクによってトシェボニュに招かれた有名なジョン・ディー博士とエドワード・ケリーを含む30人の錬金術師をもってしても、子孫の誕生を保証する水薬を準備することはできませんでした。彼は子供を持たずに亡くなり、彼の弟であったペトル・ヴォクが彼の広大な土地、そして負債を相続しました。ペトル・ヴォクは一族の住居を徐々に売り払い、快適さを求めてルネサンス様式に建て替え、皇帝ルドルフ二世がプラハ城に持っていたコレクションと同等のユニークなコレクションを保管できるトシェボニュに移り住みました。

ロジュンベルク家のルネサンス調の寝室や廷臣や女官たちの部屋からは、豪華な食事や宴会の様式や作法など当時の貴族の生活を想像させてくれます。休暇の時期には厩舎やキッチン、のちにワインセラーへ改築された砲郭などを訪れることができます。また、最後の所有者となったシュヴァンツェンベルクの豪華に装飾された部屋も見学することができます。