ルハチョヴィツェ水治療研究所とプール

ルハチョヴィツェ水治療研究所とプール

復活を心待ちしている場所

水治療研究所は、18世紀初頭に建てられた旧水車小屋を、1902年、建築家ユルコヴィッチが修築して完成させたものです。

研究所のメインの建物には、ユルコヴィッチやその他の建築家により、徐々に温泉館が追加されていきました。

ユルコヴィッチの「ジーチニー(川の意)温泉館」、「スルネチニー温泉館」は、ユルコヴィッチの初期の作品に特徴的なジャポニズム風要素をふんだんに使用して建てられたものですが、残念ながら現存しているものは、木造の着替え室内の鏡と引き出し付き棚、そして机と椅子のみとなっています。現在温泉館は、日光浴場の役割しか果たしていませんが、その背景となっている素晴らしい建築作品については、現在市当局が、伝統の温泉館を復活させてくれる賃借人を探しているところです。