ルジュニツェ川とオタヴァ川

ルジュニツェ川とオタヴァ川

ルジュニツェ川とオタヴァ川の周辺の宝物を探訪する

ルジュニツェ川とオタヴァ川の2つの大きな河川は、美しいボヘミア地方を青いリボンのように流れています。木造コテージ、可愛らしいファサードが特徴的な農村、そして中世の王家の都市の風景が代わる代わる楽しめます。大自然が残るシュマヴァの山は、爽快なハイキングにうってつけのスポットで、沢山の城や今日まで行き続けている数百年の古い伝統を体験することができます。 

厳しい自然環境のシュマヴァ山地の麓は、さほど肥大な土地ではありませんが、しかし、現在に至るまで大自然がそのまま残されています。この地方に来たら、是非ストラコニツェ(Strakonice)の街にも足を運んでください。荘厳な中世の城の中にある博物館では、この土地で最も人気のある伝統楽器であるバグパイプが展示されています。ストラコニツェは、毎年8月に国際バグパイプ祭を主催しており、世界で最も重要な民俗フェスティバルの一つに数えられています。

 

鹿の橋とおとぎの国の切妻屋根

中欧最古の一つである石橋を渡ってみたくありませんか? そんな方には、ピーセクの町がお勧めです。この橋には、最初にこの橋を渡った者の名を橋につけるという言い伝えがありました。しかし、この橋を最初に渡ったのはなんと森から駆け出してきた鹿だったのです。そのことより地元の人からは、「鹿の橋」とも呼ばれています。農村バロック様式とは、何かご存知ですか? まだ知らない方は、その代表的な建物が並ぶホラショヴィツェへ是非お越しください。この小さな村には、可愛らしいファサードが特徴の農家の家々が並び、村はユネスコの世界遺産に登録されています。

いたるところにある城郭や城館

中世の神秘的な城郭や城館の見学はいかがでしょうか? ルジュニツェ川とオタヴァ川が流れる周辺の地域には、沢山の美しい城があります。その代表例として、ダムの上にそびえ立つオルリーク(Orlík)城や、木造の塔が素晴らしいブラトナー(Blatná)城があります。また、建造物と風景とが完璧に調和したズヴィーコフ(Zvíkov)城は、オタヴァとヴルタヴァ川の合流点が見える高台にそびえ立っています。ルネサンス様式の真珠と賞賛されている壮大なクラトフヴィーレ(Kratochvíle)もあります。より神秘的な雰囲気のあるお城が好きな方には、ラービー(Rábí)がお勧めで、チェコ国内最大の城の遺跡が見学できます。中世のロマンティックで剣士の時代の城は、ヴェルハルチツェ(Velhartice)にあり、城内には美しい4つのアーチを持つ石造りの橋を歩くことができます。

その他の観光スポット

この地域に数日間滞在を予定されている方は、他にも沢山の観光スポットがあります。チェスケー・ブディェヨヴィツェは、美しいバロック様式の広場と優れたビールで有名な都市です。近くにはイギリスのウインザー城をモデルにした、チェコで最も美しい城の一つであるフルボカー城があります。また、チェコの歴史に大きな影響を与えたフス運動の軍事拠点の町、ターボルも見逃せません。