ベチュヴァ川サイクリングロード

ベチュヴァ川サイクリングロード

サイクリングを楽しみながらヴラフ地方の風土と民俗文化を探訪する

地域全体を流れる川にちなんで名付けられたベチュヴァ川サイクリングロードを行くと、モラヴィア=シレジア地方のベスキディ山地の数々の名所をたどることができます。各所の共通項は山地と民俗建築です。自転車に乗ってベスキディの古来からの伝統文化が守り伝えられている場所を訪ねてみてください。

旅の起点はヴァラシュスケー・メジジーチーです。「モラヴィア=シレジア地方のベスキディ山地への入口」とか「ヴラフ地方のアテネ」などと呼ばれることもある町です。自転車でジェロチニ城やキンスキー城まで行くのは簡単です。ヴァラシュスケー・メジジーチーからロジュノフ・ポド・ラドホシュチェムへと旅を続けます。

ヴラフ地方の小さな町からラデガスト神の住まう山へ

ロジュノフ・ポド・ラドホシュチェムではぜひヴラフ自然博物館にお立ち寄りください。このモラヴィア地方の野外博物館はヨーロッパで二番目に古い野外博物館です。土地の習慣と民俗文化が根付いており、伝統工芸に接することもできれば「木造建築の村」や「ヴラフ地方の村落」を訪ねることもできます。

ラドホシュチュ山ハイキングの準備はどうか怠りなく。かなり体に特に足にこたえます。標高約400メートルの地点から標高1100メートルの地点まで登ります。プラニスカ、ビストレーそれにマニャーキを経由してラドホシュチュ山にいたる道のりです。伝説によればラドホシュチュ山には古代からスラヴ人にとって戦争、勝利、そして太陽の神であるラデガスト神が住んでいると伝えられています。

プステヴニ山稜でのリラクゼーション

プステヴニ山稜ではまず大きく深呼吸してください。ラデガスト神の名前にちなんだビールを味わうのもよいでしょう。ほとんどの訪問者はこの地方の典型的な民俗建築である木造建築を目当てにこの地を訪問します。当地にはスキーリゾートがあり、サイクリングはもう十分という場合にはチェアリフトを利用して下山することもできます。プステヴニ山稜の見学後、そこからラデガスト神の像まで自転車で行くのは困難ではありません。ラデガスト神の像のある場所からはベスキディ山地全体を望む極上の景観を堪能することができます。

周辺の観光地

ラドホシュチュ山の山頂からは快適な下り道です。フラヂスコ山の頂上に位置するプルチーン岩石群まで足をのばすこともできます。岩石地形を擁するこの自然保護区は、プルチーン村から0.5 キロメートルほどの距離にあります。ヴラフ地方で最も人気のある岩石地形の景勝地はリデチュコ村の近辺にあるチェルトヴィ・スカーリ(「悪魔の岩」の意)です。この砂岩崖は長さ150メートル、高さは25メートルあります。特に登山家に最適の地形です。