ビストジツェ地方

ビストジツェ地方

ビストジツェ地方でアウトドアを満喫する

高い丘陵地帯には、多数の小川や教会の塔などが見られます。これこそが、ビストジツェ地方(Bystřicko)の景観です。この地方を見下ろすようにそびえ立つのは、チェコ国内でもっとも壮大な中世の城の一つであるペルンシュテイン(Pernštejn)城であり、美しい環境でアクティブなレクリエーションに優れた条件を満たしています。また、ヨーロッパで認められた最高の観光地にだけ与えられるEDEN賞を受賞しています。 

ビストジツェ地方は、狭い土地にもかかわらず素晴らしい建築の宝庫でもあります。最もロマンティックな建物の一つは、ヴィートホフ(Vítochov)にあります。当地の聖ミハエル教会は、この地域の象徴的な建物となっており、すでに何世紀にも渡り多くの画家や写真家の被写体として活躍しています。また、この地方に来たら、ズヴォレにある、天才建築家ヤン・ブラジェイ・サンティニ=アイヘルの手がけた聖ヴァーツラフ教会は見逃せません。また、この教会の一番小さい塔の形は王冠状に構築されています。

女性の皆さん、ペルルシュテインの鏡には注意してください!

ネドヴィェヂツェ(Nedvědice)村に近づいて来ると、壮大なペルルシュティン城のシルエットが現れてきます。この城は、13世紀からあるモラヴィア地方で最も美しい城の一つといわれ、映画『ロード・オブ・ザ・リング』を彷彿させるような、誇らしげに深いビストジツェの森林に聳え立っています。他のチェコの城と同様に、ここでも地元の伝説のお化けに出くわすかもしれません。これは、快楽に溺れた白装の女が地元の僧侶に呪いをかけられたという話です。それ以来、彼女は生前自分の顔を一日中眺めていた大切な鏡を探しに階段を歩き回っているというのです。伝説では、その女の鏡で自分の顔を見た女性は、美しさを失ってしまうといわれています。

いろんな所へでかけ、もっとたくさんの経験をしましょう

歴史を学んだ後は、少し身体を動かしてみませんか? ビストジツェでは、それも問題ありません! チェコ国内で三番目に高いヴィール(Vír)・ダムがお勧めです。このヴィール・ダムは、飲料用貯水池としてのみ機能していますが、周辺地域の森林の中を行くウォーキングコースやサイクリングコース、また、冬にはクロスカントリーに最適な場所です。ヴィール・ダムを空から眺めてみませんか? また、カラスィンの頂上へと登ると、ダムの全体像と、ジュヂャール連峰(Žďárské vrchy)の山稜が一望できます。また、この地域で一番高い場所にある、ビストジツェ・ナド・ペルルシュテイネム(Bystřice nad Pernštejnem)も見逃せません。地元のスポーツ施設には、フリークライミング用の壁、屋内スイミングプール、テニスコートなどが揃っており、楽しみに満ちたアクティブな一日を過ごすことができます。

その他の見所

ユネスコに興味はありませんか? ビストジツェ・ナド・ペルルシュテイネムから約30キロの場所にある町ゼレナー・ホラでは、神秘的な聖ヤン・ネポムツキー巡礼教会をご覧になれます。あなたの想像力をフルに使い、この偉大な仕事を成し遂げたシンボルである、5番の数字に秘められた意味を解き明かしましょう。