ロココ

ロココ

軽快さ、遊び心や気高さ、つるバラで装飾された花冠-これらが建築や生活スタイルに影響を及ぼしたロココです。

ロココスタイルには名称のある特徴的な装飾があります。貝殻や心耳を連想させるフランスのロカイユに由来するロカイのモチーフ、ロカイユ装飾はどの建築にも見られます-そしてロココ装飾が見られない建築にも、内装や家具の装飾に優雅なモチーフが施されています。

ロココの夢のシャトー

神秘的で重圧感を持つバロックスタイルに対して、ロココはパステル色や白、金色の装飾で埋め尽くされています。ロココの典型的な絵画は、「チェコのヴェルサイユ」という異名を持つノヴェーフラディの城です。この土地の所有者シャマールの伯爵ジャン-アントニン・ハーヴァルが、実際にフランスの夏のリゾート地でインスピレーションを模索していたことも頷けるでしょう。城館はバロック様式の戸外劇場を配した美しい庭に囲まれています。

マンサード屋根のついた魅力的なロココの城館は、ドブジーシにあります。フランス庭園があり、チェコでも最高に美しいシャトーガーデンで、幾つかのテラスがあり、ロココのオランジュリー、噴水、花々の装飾、素晴らしく緻精な装飾刈り込みの低木や美しい西洋つげをご覧いただけます。

ロココは遊び心満載

短期間にロココは庭園建築、彫刻作品、絵画や応用美術の分野で広がりました。気楽なロココ世界は、フランスの画家ジャン-アントニン ウォターの作品に見られます。彼の気高く思いやりのある世界は官能的なエロティックさがあふれ、その作品はドブジーシのシャトーガーデンと同様 チェスキー・クルムロフロココ様式ベラリアサマー宮殿で見られます。シャトーガーデンの中央にあるサマー宮殿は、回転する観客席を持つ屋外ステージの背景の一つになっています。ロココの豪華な内装は、多くの装飾品で構成されています。最も人気のあるものはドブジーシ以外にもネビーロヴィ城で見られる小さなマイセンとウィーンの磁器の彫像です。