2021年カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭

2021年カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭

1年の休止を経てフェスティバル再開! 

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今年55周年を迎えるカルロヴィ・ヴァリ国際映画祭は、8月20日~28日に開催されます。2020年は、新型コロナウイルス感染防止対策のため中止となりましたが、今年主催者は期間をずらして開催することを決定しました。そんなわけで今年、チェコ最大の映画祭の開催が実現します。Aクラスに分類されるこの映画祭、映画ファンには絶対見逃せません。またここでは、カルロヴィ・ヴァリ周辺の見どころもご紹介いたしましょう。.

映画祭の歴史 J

この映画祭が開始されたのは1946年のことで、ヨーロッパで開催される映画祭の中では、2番目に古いものとなっています。当時は現在のようなコンテスト形式をとっておらず、また開催場所もマリアーンスケー・ラーズニェカルロヴィ・ヴァリの2カ所に分かれていました。その後1959年~1993年には毎年開催されていますが、この間会場がカルロヴィ・ヴァリのホテル・サーマルに定着しています。このホテルは1970年代に建てられたもので、現在ブルータリズム建築の典型的な例とされています。1990年代に入ると映画祭はそれまでの体制から解き放たれたように急速な発展を遂げ、現在に至っています。映画祭会期中の1週間、カルロヴィ・ヴァリはまさにフェスティバル1色に染まります。市内のどこもかしこも大勢の人で埋まり、コンサート、パーティー、セレモニー、記者会見、そしてもちろん映画上映で賑わいます。そしてここでは中央ヨーロッパのみならず、世界のセレブに出会うことができるのです。

映画祭の現在 

カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭は、創始当時より民主的で、スポンサーのための贅沢なパーティーではなく、テントで寝起きし、朝各映画やショーを観るために行列に並ぶようなバックパッカーがメインのイベント貢献者となっているとして、人々の人気を集めています。もちろん快適さを求める方を対象に、ディマンディングな観客の方をも満足させる環境も整備されています。肝心の映画に関してはどうかと言いますと、カルロヴィ・ヴァリではそのプロジェクトに市内の様々な会場が用意されており、毎年200本もの新着映画が紹介されていますが、うち約1/3が世界あるいは欧州初公開となっています。
今年8月20日のオープニングを飾るのは、4つのオリンピック金メダル保持者エミル・ザートペックの伝記映画「ザートペック」です。55回目を迎える今年の映画祭では、32の映画がロードショー公開され、また世界映画基金栄誉部門に属する映画も上映されます。世界映画基金は、1990年にアメリカ映画界の重鎮、マーティン・スコセッシ監督が、世界中の忘れられているフィルムの保存と修復を目的設立したもので、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭では、1930年~90年代に撮影された、米国、コートジボワール、スリランカ、メキシコ、台湾、モロッコなどの映画を10本ほど紹介いたします。

映画祭の後訪れるべきスポット  

カルロヴィ・ヴァリは、マリアーンスケー・ラーズニェフランチシュコヴィ・ラーズニェとともに形成しているいわゆる「温泉三角地帯」の一角を成しています。そのためこの町でのご滞在は、心身ともにリラクゼーションさせるための絶好の機会とも言えましょう。宿泊場所、温泉療養プログラム提供場所には、事欠きません。ただこうした専門家に頼らずとも、ご自分でできる療法もあります。それは鉱水飲用法で、市内に点在する誰でも自由にアクセスできる源泉の温水を定期的に飲むことです。鉱水は、身体に不可欠な47の要素を含んでおり、消化器官、新陳代謝、遺伝型疾病・生活習慣病に対抗する免疫の強化、運動器系、および全体的な身体組織浄化に効果があることが証明されています。
 
西ボヘミアのカルロヴィ・ヴァリ周辺では、よりアクティブな行動派の方々にも様々な過ごし方をお楽しみいただけます。例えばロケット。この美しい町には800年に建てられた壮大な中世の古城があり、ここでは地下室から最も高い塔の展望回廊まで、心いくまでご探検いただけます。

カルロヴィ・ヴァリは、森林と丘に囲まれた地に位置しているため、ハイキングする場所を求めて遠くに出かける必要はありません。但し何か特にユニークなものをご覧になりたいという方は、国営自然保護地区SOOSまで足を延ばしてみてください。面積は決してそれほど大きくありませんが、今も活動中の泥火山があることで、チェコ国内でも類をみない、非常に独特なスポットとなっています。

またカルロヴィ・ヴァリの北にはクルシュネー山地があります。最近このクルシュネー山地の鉱山地域が、ユネスコ世界遺産に登録されました。貴方もこの機会に、いにしえの鉱夫たちの軌跡を追ってみてはいかがでしょうか。