チェコ伝統の人形作りをご存知ですか?

チェコ伝統の人形作りをご存知ですか?

ユニークなチェコの伝統と出会える場所をご紹介 

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チェコのマリオネット、人形劇は長い歴史を持つ伝統芸術です。人形劇は現在もチェコ人の間で根強い人気を誇っており、国内にはプロの人形劇団が9つ、セミプロ、アマチュア劇団に至っては何百も存在しています。数年前、このチェコの人形劇はユネスコの無形文化遺産にも登録されました。人形劇は、夏は街中あるいは城で開催されるフェスティバルで楽しむことができますし、秋・冬はマリオネット博物館、あるいは劇場での公演を訪ねてご鑑賞することをお勧めいたします。ここでは具体的にどこを訪ねればよいか、ご教示いたしましょう。

フルディムのマリオネット博物館 

チェコ最大のマリオネット・コレクションが見られる場所と言えば、東ボヘミアに位置する歴史の町・フルディムパペット・カルチャー・ミュージアムです。「魅惑のマリオネット・ワールド」と題した常設展示では、前世紀以前にチェコの旅芸人が使用していた人形や、演芸場用の人形、家族経営の人形劇場から、例えばイジー・トゥルンカなどチェコを代表する人形作家の装飾に至るまで、様々なマリオネットが紹介されています。またインドネシアのシャドーパペット、インド、日本、中国、ビルマのマリオネット、あるいはベトナムのウォーターパペットなど、外国の人形劇芸術を紹介するコーナーもあります。

プラハチツェのチェコ・マリオネット&サーカス博物館

南ボヘミアには、絵に描いたような美しい町に事欠きません。プラハチツェもそんな町の1つですが、ここはまた、プラハ国立博物館チェコ・マリオネット&サーカス博物館と呼ばれる分館の設立地として選んだ場所でもあります。館内のマリオネット・コーナーでは、人形劇発祥から家族経営・共同体経営の劇場の時代、そして今日のプロの劇場にいたるまでの人形劇の歴史が示されています。ここでは悪魔やピエロ、お姫様とドラゴンなど伝統的な人形から、19世紀の芸術家、あるいはイジー・トゥルンカのデザインを基に作られたマリオネットなどもご覧いただけます。一方サーカス・コーナーでは、昔のマジックやサーカス用の小道具に加え、蝋人形(歴史上の人物の頭部)や動く人魚の見世物など、19世紀のアトラクションも展示されています。

プルゼニュのマリオネット 

西ボヘミアプルゼニュはそのビールで世界的に有名な町ですが、この町は実は人形作りでもよく知られています。ここは2人の著名な人形作家、ヨゼフ・スクパ(中央ヨーロッパでは有名なスペイブルとフルヴィーネクと呼ばれる人形ペアの生みの親)と、イジー・トゥルンカ(世界的に有名なイラストレーター、グラフィック・デザイナー、アニメーション監督、人形作家)が生まれた地なのです。この2人の芸術家とその作品は、プルゼニュの中心部に立つマリオネット博物館で詳細に紹介されています。展示はインタラクティブで、例えば「ロウトコマット」と呼ばれる舞台装置では、見学者が短い人形劇を自ら演じてみることができます。ここにはまたプルゼニュ劇場で使用されたマリオネットも展示されており、さらにキッズ・コーナー付のミュージアム・カフェ、プレイ・ルームもあります。このプレイ・ルームは、人形で遊んだり、人形を操る様々な技術を試したりして、大人も子供も楽しめる場所となっています。

お勧めマリオネット劇場 

マリオネット劇場は国内にいくつもあります。但し公演はチェコ語のみでなされているものが大半となっていますが、子供たちは、言葉がわからなくても楽しめるかもしれません。お勧めは、プラハであれば旧市街マリオネット帝国劇場(Divadlo Říše loutekスペイブル& フルヴィーネク劇場(Divadlo Spejbla a Hurvínka 、そしてオストラヴァマリオネット劇場(Divadlo loutek です。特にプラハのマリオネット帝国劇場では、そのレパートリーに「ドン・ジョヴァンニ」、そして「魔笛」の2つのマリオネット・オペラが含まれていますが、どちらも外国人でも十分楽しめるものとなっています。マリオネットがお好きで、このチェコ伝統の芸術を体験したいという方は、プラハご滞在中是非一度は劇場を訪ねて、公演をご覧になってみてください。