アドベントのプラハ

アドベントのプラハ

今年のアドベントをプラハで満喫いただくために、最も美しいクリスマスマーケットと本当のクリスマスの雰囲気が味わえる場所をご紹介します。

クリスマスはチェコで最も好まれる祭日の一つです。家族で集まりプレゼントを渡したりしながら、みんなが心地よいお祝いの気分に浸るのです。クリスマスの祭日の準備は4週間前から始まります。夜が長く、暗い日々が続くその期間はアドベントと言われますが、数え切れないほどの街のクリスマスマーケットとコンサートのイルミネーションによって照らされます。

有名なクリスマスマーケット

夕暮れが早く、寒さがしみる日々を凌ぐのに、クリスマスマーケットは人気ある素敵な気晴らしです。プラハではクリスマスマーケットが複数の場所で開催されており、どれも訪れる価値があります。旧市街広場のクリスマスマーケットは国内最大と同時に、ヨーロッパの最も美しいクリスマスマーケットに数えられるものとして国外でも何度か表彰されています。2016年にはCNNによって、翌2017年にはU.S. News & World Report によって、世界一美しいクリスマスマーケットの一つとして紹介さされました。今年のクリスマスマーケットは11月30日に始まり、来年1月6日まで続きます。

飾り立てれた数十軒のスタンドでは、典型的なチェコのクリスマス商品、陶芸品、木のおもちゃ、チェコのマリオネットや伝統的なクリスマスクッキーが売られています。もちろん、バニラとシナモンの香りのトルデルニーク(筒型をした伝統のお菓子)やホットワインなど、軽食のスタンドもあります。多彩なイベントと伝統工芸の実演なども用意されています。生きた動物によるベツレヘム(降誕の様子を表す模型)は特に子供達が気に入るに違いありません。クリスマスツリーの点灯式を含むマーケットのオープニング式典は11月30日(土)16:30から行われます。この日を逃してしまったとしても、ライトアップされたクリスマスツリーはそれから毎日、16:30から21:30まで楽しめます。マーケットを訪れた際には、旧市庁舎塔の仕掛け時計仕掛け時計を見逃さないでください。大規模な改修工事が完成したばかりの仕掛け時計は、前世紀の形に復元されています。スパイスの効いたホットワインを手に、毎正時に時計の鐘が鳴る様子を眺めてはいかがでしょうか。旧市街広場の他に、クリスマスマーケットは近くのヴァーツラフ広場でも開催されます。

更にクリスマスマーケットが楽しめるのは、 地下鉄A線の駅、Náměstí Míru (ナームニェスティー・ミールゥ)にあるヴィノフラディの平和広場です。こちらは旧市街広場のマーケットより規模が小さいのですが、早くも11月20日から始まり、地元の子供連れの家庭に好まれています。また、プラハ城のマーケットでもクリスマスの雰囲気が満喫できます。聖ヴィート大聖堂の広場で、11月23日から1月6日まで開催されます。共和国広場のマーケットは11月30日から12月30日まで、ヴィノフラディのティル広場は11月26日から12月24日まで、そしてスミーホフ・アンデル・ショッピングモール前のクリスマスマーケットは11月30日から12月23日まで行われます。

大人も子供も楽しめる展示会 

プラハ旧市街ベツレム礼拝堂では、恒例のアドベント展示会が開催されます。今年記念すべき40周年を迎えるこのイベントは、「クリスマスの回想」と題して、11月30日から1月2日にかけて行われます。ここではチェコの伝統工芸、昔ながらの作業場における工芸家のライブ・プレゼンテーション、あるいは伝統的なクリスマスの装飾やベツレム(キリスト降誕場面を表した模型)をご覧いただけます。

ベツレム展示会をご覧になりたいという方には、カレル橋博物館(2019年12月1日~2020年2月2日)がお勧め。ここではポーランド人芸術家アンドジェイ・ウジェツィオンコ作の等身大のわら人形を用いたベツレムや、チェコ・ギネスブックに記録されたヴルタヴァの魚のベツレム、黒檀の木から作られたアフリカン・ベツレム、船乗りのベツレム、あるいはとうもろこしの皮で作ったベツレムなどがご覧いただけます。

有名なトシェシュチのベツレムのユニークな雰囲気は、インドジフ塔の2階、3階で味わうことができます。みずみずしい針葉と苔の香りに包まれた、彫刻師が手作業で作り上げたベツレムの伝統の展示会(2019年11月29日~2020年2月2日)では、今年もトシェシュチ村のベツレム師たちの素晴らしい腕前を披露されます。

今年、国立美術館のアドベントを体験したいという方は、プラハ城の向かいにあるシュワルツェンベルク宮殿に是非お出かけください。ここでは「古典の巨匠たち」と題した新しい常設展示がオープン、デューラーやエルグレコ、ブリューゲル、シュクレータあるいはブランドルといった画家たちの作品をご鑑賞いただけます。

再オープンした国立博物館の歴史的建物内では、年末に向けていくつか展示会が準備されています。例えば「情報のラビリンスとプレスの天国」は、チェコ語の新聞が初めて発行されて以来300年という記念すべき年を祝うものですし、「ツタンカーメン - リールエクスペリエンス」は、古代エジプトの様子をマルチメディアで表した意欲作です。

アドベントのプラハではまた、1990年代のポストモダンも満喫することができます。ギャラリー・ダンシング・ハウスは、11月13日から3月22日まで、チェコ人芸術家、デザイナー、そして建築家のボジェック・シーペックの作品をご紹介いたします。シーペックは、ヴァーツラフ・ハヴェル大統領の時代にプラハ城の改築を手掛けた人物でもあります。

プラハで楽しむウィンター・スポーツ 

冬のプラハは、クリスマス・マーケット巡りのみならず、スケート・リンクでのウィンター・スポーツにも最適な場所。市内にはこうしたスケート・リンクがいくつか設置されますが、中でも最大のリンクが登場するのがレトナー。またヴルタヴァ川沿いのナ・フランチシュクと呼ばれる地域、アネシュカ修道院のすぐ近くでもスケートが可能となります。しかしプラハで最も人気の屋外スケート場と言えば、やはりオヴォツニー・トゥルフ、エステート劇場裏に設置されるものでしょう。ここでは12月、1月の2ヵ月間まるまるスケートをお楽しみいただけます。

ショッピング&グルメ体験 

既に新たなストリート・フード・コンセプトとして有名になったマニフェスト・マーケットは、この冬アドベント・バージョンを企画、そのフローレンツ店とスミーホフ店を年末まで無休といたしました。11月20日から大晦日まで、レストラン、デザイン・ブランド、暖房完備のイグルー、ストーブ、暖炉を用意して、冬の市場、クリスマス・マーケットの知られざる魅力を存分にお届けいたします。デザイナーズ・グッズや工芸品がお好きな方にも、またグルメ体験をなさいたい方にも一押しのクリスマス・マーケット。プラハ中心部で新スタイルのクリマが味わえるマニフェスト・マーケットに貴方も是非お越しください。

12月14、15日の週末にプラハにご滞在される方は、是非ギャラリー・マーネスで開催される冬のレマーケットに是非お立ち寄りください。クリスマスの雰囲気たっぷりの場内では、クリスマス・プレゼントの買い物ができるのはもちろんのこと、チェコ、スロヴァキアのファッション・デザイナー、ナチュラル化粧品やチョコレートのデザイナー、生産者に直接会うこともできます。

オリジナリティたっぷりのプレゼントを見たい、買いたいという方のために、アドベントの最初の週末(2019年11月30日、12月1日)には、オリジナルのデザイナーズグッズ・オープン・エア販売展示会「ウィンター・デザイン・マーケット」が開催されます。会場は、国立劇場のすぐ隣、ヴァーツラフ・ハヴェル広場です。

心をなでてくれるコンサート

アドンベトのコンサート会場といえば、国民劇場は当然でしょう。ここでは、キューン児童合唱団と国民劇場のソリスト・楽団が出演する4回のコンサートが準備されています。国民劇場を会場に、クリスマス前の毎週日曜日(1日、8日、15日、22日)に11:00から始まります。ご興味があれば、予めチケットを購入することをお勧めします!コンサートは大変人気があるためです。チケットは国民劇場のホームページでもオンライン販売されています。
また、市民会館ルドルフィヌム、旧市街広場の聖ミクラーシュ教会クレメンティヌムでもクリスマスをテーマにしたクラシック音楽に遭遇できます。ちょっと足を止めて、プログラムをご確認ください。