リトミシュル(4月27~30日)
東ボヘミアに位置する
リトミシュルは、長い歴史を誇る町。ここは真の意味での温泉町とは言えず、熱い源泉や温泉療法などは体験することはできません。温泉が身体の治療と養生を施してくれるものであるとすれば、リトミシュルの町は
精神の健康を回復させてくれる場所と言えます。
温泉シーズンの開幕式は4月末に行われ、ここでは展覧会、展示会オープニング、コンサート、そしてガイド付きの名所旧跡案内などがお楽しみいただけます。
カルロヴィ・ヴァリ(5月6~8日)
西ボヘミアのカルロヴィ・ヴァリでは、今年
第665回を迎える温泉シーズンが始まります。開幕式の週末には、工芸市や展覧会、コンサートなどの文化行事、そして歴史的な雰囲気を醸し出す数々の社交行事が行われます。昔の衣装を身にまとった人々が練り歩く
時代行列も例年どおり繰り出す予定で、貴方も運が良ければ、町の創設者、カレル四世とセルフィーでツーショットが撮れるかもしれません。この週末、町は祭り一色に塗られ、貴方は様々なアトラクションからお好みのものを選んで楽しむことができるのです。
ルハチョヴィツェ(5月6~8日)
モラヴィア東部、
ズリーンの近くに位置するルハチョヴィツェでは、
源泉開幕式が行われます。この町は、呼吸器・消火器の治療に効果があるとされるユニークな源泉・ヴィンツェントカの存在で知られています。温泉水の味はくせがあり、慣れるまでに時間を要するかもしれませんが、身体への効果は抜群です。3日間の開幕祭は、まず金曜日に街頭工芸市でスタートし、日曜日に源泉の聖化式、そしてコンサートでクライマックスを迎えます。
マリアーンスケー・ラーズニェ(5月13~15日)
西ボヘミアの温泉町、
マリアーンスケー・ラーズニェの
温泉シーズン開幕式は長い伝統を持つ行事。今年は最初の温泉シーズン開幕から204年目に当たります。この週末には、源泉の聖化式、パレード、西ボヘミア交響楽団のコンサート、ミサ、その他様々なプログラムが用意されています。そのメイン舞台となるのは、今年も
マリアーンスケー・ラーズニェのコロナードとその周辺です。
ラーズニェ・ビェロフラト(5月21日)
5月21日の土曜日には、
東ボヘミアの
ラーズニェ・ビェロフラトにおける
温泉シーズン開幕式が行われます。ここでは様々な文化行事、フード・フェスティバル、お子様向けのショーなどが用意されています。さらにユニークなストリート・フード、生産者による地元特産食品直売もお楽しみいただけます。
フランチシュコヴィ・ラーズニェ(5月21日)
西ボヘミアの町、
フランチシュコヴィ・ラーズニェでは、今年229回目の温泉シーズンを迎え、また
皇帝フランツ一世とその娘マリア・ルイーザの来訪210周年記念の年にもあたります。この日はまず、町を眠りから覚ます朝のパレードが、町を練り歩きます。その後一日中、フランツ源泉横のガゼボで様々なカルチャー・イベントが開催され、ちょっとしたサプライズで幕切れします。もちろん市場での買い物やチェコのバンドのコンサートなどもお楽しみいただけます。
テプリツェ(5月27~29日)
1154年、チェコ王妃ユディタが「アド・アクアス・カリダス(温水の傍らの意)」修道院を設立しました。ユディタは当時としては非常に企業心に富んだ、活動的な女性でした。修道院内にサナトリウムをつくらせ、修道女にその世話をさせましたが、その際治療には地元の温泉が使用されていました。この修道院の周辺に徐々に拡大・発展していったのが、今日の
西ボヘミアの温泉町・
テプリツェです。ここでは今年実に
868回目の温泉シーズンが開幕します。今年もコンサート、市場、花火などなど、盛大な開幕行事が開催されます。
トシェボニュ(5月28日)
人口湖が数多く点在する地方、
南ボヘミアに来られることがあれば、是非
トシェボニュも訪れてみてください。当地の泥温泉も
シーズン開幕を準備中です。ここでは文化プログラム、そして温泉プログラムも非常に充実しており、例えば町の広場では市場、温泉地帯では大人・子供向けのプログラムといった具合に、市内のいたるところで開催されます。
イェセニーク(5月12~15日)
温泉町・
イェセニークは、北
モラヴィアのイェセニーキ山地に位置しています。ここでは空気の澄んだ山間での滞在と、冷たい山の水を利用したウェットラップ療法とのコンビネーションで治療が行われています。イェセニークへ行きを計画されている方は、是非5月半ばの
温泉シーズン開幕の時期にいらしてください。特に5月14日の土曜日には、町全体が温泉祭りの会場と化します。この日の昼過ぎにオロモウツから
昔ながらの蒸気機関車がやって来ますが、その到着とともに今年第200回を数える温泉シーズンが開始されるのです。午後はプリースニッツ温泉エリアでコンサートが行われ、町が音楽に包まれます。ここでは様々なカルチャー・イベントが開催され、お子様連れのご家族にも存分お楽しみいただけます。