博物館と美術館

博物館と美術館

過去の回想と未来の展望 

何かを知りたいという欲求に駆られて出発する旅では、博物館、あるいは美術館が起点となることもしばしば。歴史、自然そして人々の技と職人芸に満ちた旅は、時としてはるか太古の昔にまで私達をいざなってくれ、またある時は現代の世界が与えてくれる最高のものを見せてくれます。
博物館、美術館巡りに最もふさわしい場所は、やはりこうした施設が最も多く存在するプラハでしょう。首都プラハは、国立美術館の分館で、ゴシック芸術展示場となっている中世の修道院、あるいは19世紀、20世紀、そして21世紀の芸術が一覧できる機能主義の展示館、見本市宮殿などを擁しています。またプラハで現代芸術ファン必見の場所としては、DOXカムパ博物館、あるいはクンストハレ・プラハも挙げられます。プラハ以外では、ユニークな宗教芸術のコレクションを擁するオロモウツの大司教博物館、モンドリアンの絵さながらのキッズ・コーナーで知られるクトナー・ホラのGASK、17の常設展示を提供するブルノの技術博物館、そして昔の鉄鋼製造用高炉が保存されている下ヴィートコヴィツェ地区がお薦めです。またお子様連れのご家族には、リベレツのiQlandiaプルゼニュテクマニア、ブルノのVIDA!などのサイエンスセンターが提供するファミリー向けプログラムをお楽しみいただけます。さらにテーマ別の、あるいは一風変わった博物館としては、バロック式の薬局が見学できるククスチェコ薬学博物館、ジュジャール・ナト・サーザヴォウの新世代博物館、そして映画制作過程や特殊撮影の方法を知ることができるプラハの国立映画博物館・NaFilmなどが挙げられます。