ブルノのミーティングハウス

ブルノのミーティングハウス

モラヴィアの文化的生活の中心

ミーティングハウスは、19世紀のその創立当時よりブルニャン(ブルノに暮らす人)の文化、社交の中心であり、現在でもその社交的な意味において価値は衰えていません。チェコで最初の劇場ができ、有力なチェコのギルド(職業別組合)が置かれた場所であり、ヤナーチェクがコーラスマスターを務める音楽学校、ブルノ・ベセダがありました。ここで演奏されてきた数々のコンサートプログラムが、このホールを全モラヴィアの中で大変重要な音楽センターへと作り上げてきました。
ローマ建築と、ロンドンの古典的なクラブにインスピレーションを得たネオ・ルネサンスのこのミーティングハウスの建物は、コメンスキー広場を取り囲んでいる建物群のひとつです。その中のひとつには、かつてのドイツ・ギムナジウムの建物で、ヤナーチェクの名にあやかって設立されたヤナーチェク音楽アカデミーがあります。ミーティングハウスは、現在はブルノ交響楽団の本拠地ホールとなっており、今でも文化的聖域です。その美しさは、ここで演奏されるコンサートの聴衆として味わうことができます。