クラーシュテルニー・フラディスコの修道院の庭園

クラーシュテルニー・フラディスコの修道院の庭園

マジックナンバー“4”が散りばめられた庭園

ユニークなバロックの庭園は、クラーシュテルニー・フラディスコの広いバロック・エリアのなかに組み込まれています。園内には、2つの噴水があり、そのモティーフにバロックにおけるマジックナンバーである“4”が使われ、この数字のモティーフは庭園のあちこちで見つかります。
この庭園は、かつての修道士たちがくつろいだり、ハーブを育てたりしていた修道院の2つの庭があった場所に造られました。「4人の福音書記者」という名の噴水の周囲にならぶ整えられた生垣が、まさにその4人の福音書記者(新約聖書にあるマタイ、マルコ、ルカ、ヨハネ)のシンボルとなっており、これまた修道院の主棟の4つの塔の明かりに照らされているのです。4人の魂の魔法が、この噴水のそばに佇む人に4つの景観を見せます。ひとつは夏の食堂、2つ目は病院の建物、3つ目はかつての霊安所(今では病院の歴史の展示室となっている)、そして最後は、庭園の守護聖人、聖ヴィクトルに捧げられた新しい噴水です。この修道院の庭園も、クラーシュテルニー・フラディスコのガイドツアー行程に含まれています。